ハイパーエクステンションは「過伸展」のこと。
なんのこっちゃ…わかりにくいですね(笑) 私もヨガを始めるまで、この言葉を知りませんでした。

腕で言うと「猿手」。 まっすぐに伸ばすと180°を超える状態です。
(上の写真がハイパーエクステンションです)

この写真は、とても勉強になったDVD「ヨーガのための解剖学」より。
身体は、一人一人とても違うということは知っていましたが、このDVDを観るまでこれほど違うとは思っていませんでした。
関節の形状、それによる可動域の差、骨の長さ、プロポーション(比率)…

首だって、こんなに可動域が異なるなんて。
ある人は前傾はOKだけど後傾が難しいとか、別の人はその逆だったり。
私の中では「関節の可動域が大きい=身体の柔らかい人 ⊃ ハイパーエクステンション, 私は身体が硬いので無縁」という式が、勝手にできあがっていました。
「ヨーガのための解剖学」DVDの詳しい記事は、私の以前のブログにあります。興味のある方はぜひどうぞ。http://anahata.blog98.fc2.com/blog-entry-72.html
( マット・ブロック・ストラップ、もちろんこのDVDも、YOGA WORKSの扱っている商品をお取り寄せできます。何人かで注文が¥15,000以上にまとまれば送料無料、代金は商品と引き換えでご購入していただけます。お急ぎでない方は、ぜひご利用ください。
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さて私はこの1〜2ヶ月脚の裏側が痛く、太陽礼拝 surya namaskar で前屈 uttanasana する時も、膝を曲げないと痛くてできなくなっていました。そのうち治るだろうと思っていたのに痛みもどんどん増してきたので、そのことをStymieに聞いてみました。(以下ポーズの写真はYoga Journalより)
「脚の後ろ側のどこが痛い?」 「特に膝の裏側」
すると間髪入れず「それは脚の裏側の筋肉が柔らかくなったから長くなって、hyper-extensionになったからだよ」
私は自分がハイパーエクステンションだなんて夢にも思ってもいなかったので、もの凄く驚いて 「私(の手脚)はハイパーエクステンションじゃないと思う」と言うと
「Are you sure~?」といたずらっ子のような表情で言ったので、思わず笑ってしまいました。
「僕もそうだったんだ。最初はハイパーエクステンションじゃなかったけど、脚の裏側の筋肉が柔らかくなって長くなって、ハイパーエクステンションになったんだ」

そして立位の前屈 uttanasanaの時、太ももに力を入れ膝を引き上げ、ほんの少しだけ軽~く膝を曲げるといい とアドバイスしてくれました。
ハーフムーン Ardha Chandrasana など片足に重心がかかる時は、特に気をつけて ということです。

私の手は大きいのですが、足は小さいうえ幅も狭く、おまけにハイアーチ(扁平足の反対)で、床に接する面積がものすごーく狭いのです。だから立位のバランスポーズが非常に難しい(…と思っている(笑)のですが、そういえばWarrior lll / Virabhadrasana lll の時など、できるだけ腰を水平にしつつバランスを維持することだけに必死で、膝を引き上げて膝を守ることをすっかり忘れていたことに気づきました(汗)

トライアングルポーズ Trikonasana の時も前の足の裏側がすごく痛いと話すと、すぐにそばにあったブロックをふくらはぎの裏側にすっと置いて
「これでどう?」「すごい楽!これいい!」と、瞬時に解決したのでした。

私はDandasanaで脚に力を入れ伸ばすと、踵が床から浮きます。Stymieが手のひらを床につけて滑らすと、踵の下をスイスイ通るほど。
これはハイパーエクステンションだからなのだそうです。
私はふくらはぎの肉のせいと思っていました(笑)
腕は一目瞭然ですが、脚は膝の上部の前側・後側、ふくらはぎなどの筋肉のせいで、ハイパーエクステンションかどうかがわかりづらいですね。みなさんもDandasanaでチェックしてみてくださいね。

最後に、DVD「ヨーガのための解剖学」のPaul Grilleyの素晴らしい言葉より
「圧迫」のある部位を認識し、受け入れ、冷静な気持ちで現状に満足するという「陰」の視点が大切。
「陰」の視点がないと社会は攻撃的・暴力的・競争的になる。
「陰」の視点があると、平和・受容・自制心・共感が生まれる。
達成されない目標に向け努力することは「人生の糧」。
一方、満たされ平和な心を持ち、野心を持たないことは「人生の質」と言える。
両方揃ってこそ「一対」になる。
「圧迫」が見つかったとしても、ヨガは素晴らしい。
美しさのためだけにたくさん曲げる必要は無い。
健康的でエネルギーに満ち、素晴らしい心への効果が薄らぐことは無い。

現代社会は「陽」の視点が中心で、人との比較・競争という相対評価ばかりのため、心が疲弊してしまいますね。
ヨガの素晴らしいところは、競争ではないこと。人と比べることをやめれば、心は凪ぎ、やがて幸福に満たされるでしょう。
目標に向け努力し続けながらも、平和な心を持ち野心を持たない、バランスの取れたlifeを…
namaste